テレビ朝日「テレメンタリー カクレキリシタンの里 禁教から400年、守り続けたオラショは今」の思い出
ずいぶん前の話ですが
2013年1月に 初めて本格的なドキュメンタリーのナレーションをさせてもらった テレビ朝日の深夜のテレメンタリー「カクレキリシタンの里 禁教から400年、守り続けたオラショは今」。
担当ディレクターさんが ブログに 私のことも少し書いて下さいました。
潜伏キリシタン、隠れキリシタンについては その後 2018年に ユネスコ世界遺産委員会で、長崎と天草地方の「潜伏キリシタン関連遺産」が、世界遺産に登録されたので 印象に残っている方もいらっしゃると思います
私がナレーションをした2013年1月当時は 前年に 隠れキリシタンの墓跡群が 発見されたばかり。
東京で資料を調べていても いまいちピンと来ませんでしたし ちょうどマイルも貯まっていたので 単身 長崎に見学に行ってみました✈️
長崎は 可愛いらしい路面電車🚃が有名ですが 私の目的地は 外海の方なので 電車では行けません。
倹約して バスを乗り継いで まずは 隠れキリシタンの墓跡群へ。
今は 分かりませんが 当時は 観光客が訪れる様な雰囲気ではなく ひっそりとした 神聖な場所という感じでした。
続いて 隠れキリシタンが 禁教当時 神道にカモフラージュして信仰していた枯松神社へ。
ちなみに 松は 英語ではpine(tree)
pineには 思いこがれる,恋い慕う,切望するという意味があり 神を連想させることから 松は 神の象徴として使われると聞いたことがあります。
日本も 昔から 門松🎍や 能舞台の背景に松が描かれていたり 神事に使われていますよね、
枯松神社の周りには 苗字に松の字が付く方が多く 隠れキリシタンの子孫の方達の様です。
(残念ながら 私の苗字は 山梨県由来の松野なので 隠れキリシタンとは関係ありません💦)
脱線してしまいましたが
隠れキリシタンの墓跡群から 枯松神社に向かう途中 バスの乗り継ぎが悪く このままでは 暗くなってしまう ヤバっ😨と バス移動を諦めて 慌てて タクシーに乗車🚕
たまたま このタクシーの運転手さんが 長崎空港から 外海にある遠藤周作文学館まで いつも遠藤周作さんの奥様を乗せていると言う運転手さんでした。
遠藤周作さんと言えば 私が文学座の研究生で 矢代静一作「十年目の密会」という芝居に 主人公の娘役で 初舞台を踏んだ際
矢代静一さんとクリスチャン同士で親しかった遠藤周作さんが 紀伊國屋ホールに見に来て下さったことがあります。
私は 舞台にいたので 分からなかったのですが 客席でたまたま近くの席にいた友人が 後から教えてくれました。
ちなみに「十年目の密会」の私の役は 新人女優でもあり 劇中劇で 島原の乱の天草四郎の恋人役を演じるのですが
思えば 天草四郎も 隠れキリシタンでした。
又 脱線してしまいました💦
ようやく 隠れキリシタンが信仰していた枯松神社⛩に到着🚕
ごく普通の 鄙びた小さな神社で キリスト教や西洋を連想させる様な要素は 見当たりません。
枯松神社に登る参道の左側には「祈りの岩」という大きな岩があり、下は 大人が数名入れそうな空洞があります。
禁教時代、隠れキリシタンは 年に一度、復活祭前の「悲しみの節」の夜に この岩の下に隠れて オラショ(祈りの言葉)を唱えたそうで その岩の周りは 独特な雰囲気がありました。
この日は 時間が無く すぐ近くの遠藤周作文学館まで行くことは 出来ませんでしたが
いつか 遠藤周作文学館も 訪れてみたいです🌅
上記のドキュメンタリー番組は 横浜 MM線 日本大通り駅直結の放送番組センターのライブラリに入ってますので 無料で見られます🥰
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